「順ズレ」「もらいヒネリ」
「逆バンク」などのビリヤード用語集が満載
ビリヤードで金メダル HP
【ビリヤード用語】
【リク】【当たり順】【やたけた】【スクラッチ】
【腹切りバンク】【かにここ】【スキット】【うちづら】【棒撞き】などのビリヤード用語集。
京都を中心に発展した、ポケットビリヤード。
関西のビリヤード店でよく聞く、ビリヤード用語を解説。
《あ》
【合撞き】 あいづき。一緒に撞くこと。「合撞き、お願いできますか? 」
【当たり順】 当たりひねり。手球や的玉が、他の球やクッションに当たった時にかかるひねり。
【当てまえ】 的球に当てる場所。「あれ? なんで外れたんやろ? 」「当てまえが逆やったで」
【厚い玉】 狙う時、手球と的球の重なりが厚い玉の配置。
【後玉】 撞いた後の、玉の配置。あとだま、単に「あと」
【穴フリ】 ポケットできる許容角度。
【アンドセーフティー】 シュートミスしたときは、セーフティーになるように撞くこと。「抜け」
【イメージボール】 上達しても決して見えない球。
【入れ】 入れること。入れるコース。入れる実力。「入れがない」
【イレイチ】 ポジションプレイを気にせず、1個入れることだけに集中するショット。「絶対入れる! 」という気合は、常に必要。
【インテンショナルファール】 (intentional foul)故意のファール。
【ウイングボール】 ナインボールのラックの3段目にある、9番をはさむ左右の球。単に「耳」
【薄玉】 狙う時、重なりの薄い玉。
【うちづら】 うちづらい玉(の配置)が転じて、球の打ちやすさの度合い。「うちづらが悪い」「うちづらが良い」
【エース】 ブレイクナイン。ブレイクでゲームを決めること。
【大撞き】 大人数で撞くこと。3〜6人くらいが適当。
【大回し】 テーブルいっぱい、大きくクッションを使うこと。
【押し玉】 手球に前進回転をかけること。フォローショット。単に「押す」
【遅撞き】 撞くペースが遅いこと。嫌がられる。
【オブジェクトボール】 的球。
《か》
【ガコガコ】 カタカタ。球が、穴前のクッションに2〜3度ガコガコと、ぶつかること。「イレイチのゲームボールが、ガコガコで嫌われたんや」「お気の毒」
【カット】 厚みの薄い玉を狙うショット。切る。
【かにここ】 京都弁で「ギリギリ」の意。「かにここ金足りたわ」「今度がんばりやあ」
【かぶる】 コースがふさがっていること。ゲーム代を払うこともある。
【空クッション】 カラコ。いったん手球をクッションに当ててから、的球を狙うこと。
【キーボール】 ゲームの組み立てや、トラブル解消のカギになる玉。タッチした球のシステム。
【キック】 球の配置を変えるため、手球を他の球に当てに行くこと。蹴り上げ。
【逆ひねり】 当たり順と反対のひねりをかけること。手球をクッション(的球)の右側に当て、左ひねり。クッション(的球)の左側に当て、右ひねり。
【キューが伸びる】 球を入れ続けることで、さらに調子が良くなること。
【キューが死ぬ】 プレッシャーを感じて、玉が入らなくなること。逆に、球を入れ続けてプレッシャーをかけることは「相手のキューを殺す」
【キュー切れ】 球の回転のかかり具合。
【キス】 球がぶつかること。これを利用すると、キスショット。
【キャノンショット】 一度的球に当てた手球をコントロールして、別の球を狙うこと。高等技術。
【キャロム】 球に当てること。キャノン。
【切り返し】 切るように当てた手球を、クッションに反射させて、反対方向に出すこと。
【ゲームボール】 ゲームや試合を決定づける一球。
【経験則】 プレイヤーの財産
【源平戦】 ダブルスゲーム。
【59】 ゴックン。ジャパンのルールと同じだが、点玉が少なく、5が1点、9が2点。
【510】 ゴッテン。ジャパンルールのテンボール。5が1点、10が2点。
【コールショット】 ショットする前に、落とす球とポケット、もしくはセーフティーなどを宣言するルール。「コールショットやったら、絶対負けん」
【こじる】 キューが真っ直ぐ出ないこと。言い訳第一位。
【殺す】 手球の勢いを抑える事。殺し球。
【コンビ】 コンビネーションショット。
《さ》
【サイドブレイク】 ヘッドスポット内の、クッション際からのブレイク。ナインボールの時に使うと、ウイングボールが入りやすい。
【先玉】 的球のこと。
【直引き】 クッションに入れず、直接球を引いてくるポジションプレイ。
【渋い台】 タイトな設定の台。穴を狭く、深くしたり、ラシャを重くしたりと、色々な設定がある。「コテコテの台」
【ジャパン】 USナインボールに対して、ナインボールの日本式ルール。3,5,7が1点、9が2点。サイドポケットは2倍。マス割りは総得点が2倍。59や510に比べて、インフレルール。
【順ズレ】 順ひねりのスロウが効き過ぎること。ミスショットの言い訳。「俺は二度とひねらん! 」
【順ひねり】 当たり順と同じひねりをかけること。手球をクッション(的球)の右側に当て、右ひねり。クッション(的球)の左側に当て、左ひねり。
【スイチ】 即死とも。ブレイクの時、ナインボールのラックの、ウイングボールが入ること。立て師が非難される時代もあった。
【スキット】 摩擦や、ひねり、突っ込みなどの不確定要素により、的球が厚めに進んでしまう現象。これで負けるとしばらく引きずる。
【スクラッチ】 手球がポケットしてしまうファール。
【スクラッチ勝負】 ハンディキャップなしの勝負。「スクラッチで良いっすよ」
【ストレート】 フォーティーワンラックゲームのこと。上級者向き。
【スロウ】 ひねりによる、的玉のずれ。
【スーパースター】 神様エフレイン・レイズと、アールザパール・ストリックランド。マジシャンとも呼ばれるレイズと、悪態をつくなど言動には問題があるが、ずば抜けた技量の持ち主のストリックランド。世界で強い選手は大勢いるが、スーパースターはこの二人だけ。
【セーフティー】 相手にイージーボールを渡さないようにするショット。
【接点】 球が当たる点。接点の反対側に、的球は進む。
《た》
【出し】 ポジションプレイのこと。「そんな難球ばっかり入れんと、少しは出してや」
【立つ】 詰まる。雨の日などの湿気の多い日では、クッションが計算より短くなること。「詰まっているな……」
【立ってない】 ラックの球同士の密着度が悪く、ブレイクしても、きれいに割れないこと。
【立て師】 ラックを立てる人。場末のビリヤード屋で立て師は、慎重の上にも慎重に、ラックを立てねばならない。
【ダブルレール】 ひねりを利用したクッション方法のひとつ。
【球クッション】 クッションに近い的球に当てて、手球を空クッションのように反射させる高等技術。出会い球の一種。
【ダラ押し】 入れるためだけに、弱い力加減でダラっと押すこと。
【突っ込み】 フォロースルー。
【角】 つの。ポケットの入り口のクッションの角。「角に蹴られる」
【ツーウェイ】 複数のポケットインや、ポケットとセーフテイーなど、二通りの効果を考えて撞くこと。
【出会い】手球と的球がクッションに入った後、もう一度当たること。「球クッション」「タマコ」も出会い玉の一種。
【飛ばす】 シュートミス。抜ける。
【取り出し】 ブレイク後の球の配置。相手から回ってきた最初の一打。
【取り切り】 球を全部取りきること。相手のブレイクノーインから取り切ると、裏マス(裏マス割り)と言う。
【とび】 左右の撞点を撞いた時の、手球の方向のズレ。
【ドローショット】 手球の下を撞き、バックスピンをかけて後進させるショット。引き球。単に「引く」
《な》
【難球】 難しい玉
【二度撞き】 リク。手球を二度撞くこと。ファールとセーフがある。
【抜け】 「抜けセーフティー」「抜けセ」ツーウェイの一つ。ポケットインに失敗したとき、セーフティーになるように撞くこと。
【抜ける】 ポケットミス。的球(先玉)が入らないこと。
【ネキ】 ネクスト。出しのこと。「ネキがない……」
《は》
【華台】はなだい。ビリヤード場の聖地。
【速撞き】 撞くペースが速いこと。
【バラ玉】 バラバラに散った玉。練習するため、適当に散らした玉。
【バンキング】 先攻後攻を決める方法。
【バンク】 バンクショット。
【引っかけ】 引っかけ球のこと。
【引っかかる】 意図しない、引っ掛け。
【引っ張りすぎ】 ベスポジをオーバーしてしまうこと。
【ひねり】 左右の撞点を撞いた時の球の回転。上や下を撞いても、ひねるとは言わない。英語でイングリッシュ。
【ファール】 反則。
【プッシュ】 プッシュアウト。ブレイク後の特殊ルール、その発声。
【プッシュ】 二度撞きのこと。二度撞きOKのときの発声。日本ルール。近年は「ダブルヒット」と言う。
【フロック】 まぐれ、偶然、チャンバー。「今日はフロックばかりですみません」「いつものこっちゃ」
【フリ】 手球と的玉の重なり具合のこと。角度、厚み。
【棒撞き】 「右ひねり」や「左ひねり」に対して、ひねらずに撞くこと。「今どこ撞いたの? 」「棒」
【ブレイクショット】 ラックセットした後、ゲームを始める最初のショット。
【フローズン】 球と球、球とクッションが密着している状態。タッチ。
【ベスポジ】 ベストポジションの略。
【ボウラード】 ボウリング得点式のテンボール。ひとりでやると、ズルしがち。「やめっ! 」
【ボンバーショット】 出しを考えない、強い力加減で撞くショット。「イレイチ」より「やたけた」寄り
《ま》
【前クッション】 後ろからではなく、手前のクッションの意。「前クッションからの引っかけ球」「アイツ、いつも前クッションから、こすって球入れてるけど、タイトな台やったらボロボロになるで、フンっ」
【マキシマムイングリッシュ】 最大限にひねりをきかすこと。
【マス割り】 ブレイクランアウト。ブレイクして一回もミスすることなく最後まで撞き切ること。あまり連発すると、友達をなくす。
【マッセー】 キューを垂直に近く立て、球をカーブさせる撞き方。
【見越し】 とびを修正すること。
【メカニカルブリッジ】 手の届かないときに使う器具。単にレスト。
【もらい玉】 相手から回ってきた球。
【もらいヒネリ】 球が衝突したとき、相手の球の回転をもらうこと。歯車の法則。
《や》
【やたけた】 大阪弁で「やけくそ」のこと。やけくそな力加減。「やたけたやんけ」
《ら》
【ラック】 球をセットする道具。セットできた球。ゲームの単位。マス。
【レール】 クッションのこと。
《わ》
【割り】 ブレイクのこと。
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