ひねり スロウ、見越し 飛び、ビリヤードで金メダルHP
中級テクニック
「スロウ」と「飛び」と「見越し」
今回は初級から中級に上がるための必須テクニックです。
頑張ってマスターしましょう。
ヒネリを使って手球をクッションに入れると、
球の回転力で球の方向が変わりました。
この右ヒネリは図の上へ向かう車のタイヤと同じ回転なので、
摩擦の力により手球は上(右)方向へ出る。
手球の回転力は、つるつるして摩擦係数の少ない球同士が
衝突する際にも、影響が出ます。
同じように右ヒネリで9番の正面に当てます。
図の車のように手球には、球が回転する摩擦力で
9番の右側に回り込む力が働き、また9番(車に蹴られる地面)
には左(下方向)の力が働いて図のように少し左にずれます。
左ヒネリです。
的玉は右にズレます。
手球のヒネリの影響で、的玉のコースがズレることを「スロウ」する、
と言います。
いったんまとめます。
☆ 手球右ヒネリ
の場合、的玉は
左にズレる。
☆ 手球左ヒネリ
の場合、的玉は
右にズレる。
☆ 的玉がズレる分、手球も前にズレるので、分離角90度は変わらない。
※ スロウの摩擦力の影響はごくわずかです。
そのため撞き方によってスロウの加減が変わります。
1 ハードショットのときは、球離れがはやく摩擦力を受けにくく、
さらに的玉に力があるため、ほとんどスロウを感じません。
2 スロウを効かせる撞き方は、手球の端をついて回転力を上げ、
やわらかい力加減のストップショットくらいが、スロウは最大になります。
応用問題です。
6番をコーナーポケットに狙うには、8番が邪魔をしています。
手球を8番のギリギリを通しても、6番はポケットの角あたりにしか
行きそうにありません。
さて、どちらにひねったらよいか、もうお分かりですね。
答え 左ひねりで6番を右にスロウさせれば、ポケットできる。
(大袈裟に描いてあります)
上図のような場面はまれですが、普段出しの都合で、
ヒネリを使うときもスロウを頭に入れて、狙い点を決めなくてはなりません。
はい、これでひとつテクニックを覚えてもらえましたね。
しかしこの狙いにはひとつ問題がありました。
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