ローテーションゲームのルールとコツ ビリヤードで金メダルHP
ローテーションゲームのルールとコツ
ローテーションは1〜15番までの的玉と、1個の手玉を使用し、
最少番号の的玉から狙っていくゲーム。
9ボールに比べて個数が多いため、的玉をポケットする際、
邪魔をするボールが多く、ゲームの難易度が高い。
ローテーションゲームのルール
・必ず最少番号の的玉から当てなければならない。
・有効なポケットインで継続プレイ、ノーインでプレイヤー交代。
・ポケットした的玉の番号が、そのまま得点になる。
(1番=1点、2番=2点、……15番=15点)
ゆえに、ローテーションゲームのことを、単に「点取り」とも言う。
※1〜10番の合計で55点、11〜15番の合計で65点。
前半10個落としても、後半の5個落としたほうが得点が高いという、
ある意味、理不尽なルール。
下図 得点のつけ方の例。
ポケットするたびに番号と、合計点を書いて行く。
連続ポケット終了時に、線を入れる。(ハイランなどが分かるようにするため)
・ポケットするたび得点を合計して行き、規定の点数に達したら勝ち。
(例 60点先取、120点先取、とか、240点対180点のハンデ勝負等)
・試合では「コールショット」が一般的(「1番コーナー」とか
「5番サイド」と言うように、落とす玉と場所を両方コールしなくてはならない)
しかし「完全コールショット」ではないのでブレイク時はノーコールでも有効。下図。
クッションから狙う場合は、「クッション」コールだけで、
何が入っても有効。(現在クッションコールは廃止)
セーフティ時には「セーフティ」コールをする。
その際ポケットされた玉は無効なので、フットスポットに戻される。
【例】コールショットルールの、ローテーションゲームで、
1番から2番への出しが無いので、
「セフティーコール」をして、1番を図のようにストップショットでポケットする。
1番の「ポケット」がコールされていないので、ポケットは無効になり、
1番は台上のフットスポット
(フットスポットに図のような的球があれば、その延長線上の
フットレール側)に戻される。
ファールではないので、手球は下図の位置から撞かねばならない。
簡単で、完璧なセフティー。
やられた相手が気の毒としか…
コールした玉をポケットすれば、複数個の的玉が入っても有効。
上図は1番だけをコール、その際入った12番も有効。
コールした玉以外の的玉だけが入った場合、
下図 1番をコーナーにコールしたが、15番だけがポケットされた。
入った的玉(15番)は無効になり、フットスポットか、その延長線上に戻される。
「ノーコールイン」はファールではないので、
プレイヤー交代の上、現状のまま継続プレイ。
・ブレイク
下図のようにラックを組み、
ヘッドライン内(キチン内)の任意の場所に手玉を置き、
1番から当てる。(ソフトブレイク禁止)
※ブレイクのコツ
手玉をヘッドライン上の真ん中あたりに置き、
ハードブレイクする。
(頂点にある3個の玉や、2列目の玉が入りやすい。また14番や15番などの
得点の高い的玉がブレイクインすると、非常に有利になる)
・2ラック目以降のブレイクの規定
(そのラックの得点では規定得点に達しない場合)
いわゆる「手玉返しの現状」と呼ばれるルールで、
そのラックの最後の的球をポケットする際、
プレイヤーは手玉をヘッドライン内に戻し、
そのままの位置から次ラックのブレイクを行う。
【例】 次のブレイクは、下図A点からのブレイク。
手玉が戻らない場合は、ポケットした得点は有効だが、
ブレイク権は相手プレイヤーに移る。
その場合相手プレイヤーは、ヘッドライン内の任意の場所からブレイクできる。
ファールの規定
・相手ファールによる配置の選択
手玉現状を選択した場合は、最少番号の的玉を
「現状」「フットスポット」「センタースポット」の中から選択できる。
下図の場合は、「現状」、「フットスポット」は隠れているので、
的玉の1番をBのセンタースポットへ移動。
手玉をヘッドライン内の任意の場所に戻した場合、
最少番号の玉がヘッドライン内にあれば(下図)、
「フットスポット」か「センタースポット」に移動。
下図の場合、1番をセンターかフットに移動させ、手玉はヘッドライン内から狙う。
手玉をヘッドライン内の任意の場所に戻した場合、
最少番号の玉がヘッドライン外であれば、
「現状」「フットスポット」「センタースポット」から選択できる。
下図は「現状」を選択し、ヘッドライン内からショット。
※ローテーションゲームの相手側ファール時には、「手玉、センター」
(手玉をヘッドライン内に戻し、的玉をセンターに置く)が許されているので、
これを選択する場合が多い。
・故意のファールの禁止。
9ボールで認められている「インテンショナルファール」は禁止。
(故意のファールは即負けルール)
・当てられない玉は「ギブアップ」宣言ができる。
※ルール改訂により、故意ファール、ギブアップ宣言は廃止されました。
宣言後、相手プレイヤーは手玉フリーで、最少番号の的玉を、
「現状」「フットスポット」「センタースポット」の中から選択できる。
・ファール時に的玉のポケットがあった場合は無効となり、
落ちた玉は、フットスポットか、その延長線上に戻される。
※ローテションゲームのコツ
序盤は、玉数が多く、的玉や手玉のコースが制限される。
そのため、ビリヤードの基本である「手玉と的玉の分離角を使った自然な
出し」と共に、
クッションをあまり使わず、手玉の動きを必要最小限にとどめる、
「直引き、直押し、ストップショット」などを、多用できるように、
組み立てを慎重に考えることが、重要になる。
そのほか正式なルールは
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