ビリヤード 初級テクニック 「へ」の字と「く」の字、他 ビリヤードで金メダルHP
ビリヤード 初級テクニック 「へ」の字と「く」の字、他
「へ」の字と「く」の字や、その他ビリヤードでよく現れる形の説明。
上級者との会話にも頻出するので、要チェックです。
「へ」の字と「く」の字
「へ」の字と「く」の字は、ビリヤードの会話の中で、
玉の配置を説明するときによく現れます。
「「へ」の字は見にくいので、苦手」とか、
「長クッション際の「く」の字を飛ばした」と言うように使われますが、
実際はその使用方法は曖昧であり、
その時の見た目で、「へ」と「く」は、しばしば混同されます。
下図は一般的?な「く」の字。
1番、2番は文字どおり「く」の字だが、3番は見た目「へ」の字。
しかし、手玉が近いクッションに向かうような、
切り返しの形が「く」の字と呼ばれる。
手玉が、クッションから遠ざかる形が「へ」の字。
※先球の方向が、「く」の字よりもイメージしにくい形。
この解釈が多数派、一般的であるように思いますが…
下図 手玉が、クッションから遠ざかる1番が「へ」の字、
近づく2番が「く」の字。
ではその中間の形(下図3番)はどちらになるのでしょう?
よく見ると、この3つとも、同じ形「右フリ 玉1/2」であることに気付くと思います。
「へ」を180度回転させると「逆への字」。
「く」を180度回転させると「逆くの字」。
さらに「へ」を、左に90度回転させると、「くの字」になり、
すべて同じ形であることが分かると思います。
このようなことから「へ」と「く」が混同されやすいことは、無理からぬことでしょう。
※しかし、あえて「へ」の字と、「く」の字を分類して使用するなら、
冒頭のように「手玉が、クッションから遠ざかる形が「へ」の字」。
手玉がクッション際に近く、打ちづらい。
手玉が近いクッションに向かうような、
切り返しの形を「く」の字と分類するしかないと思います。
先球の方向がクッションレールに沿う形なので、イメージしやすく、
前クッションからこすってポケットされることもあり、
比較的安心感がある。
※初心者の方は、この曖昧さを頭に入れて、現場では上級者の言に従いましょう。 (^^ゞ
そのほか、色々な形。
「右フリと左フリ」
1番 右フリ 手玉を的玉の右側に当てる。
2番 左フリ 手玉を的玉の左側にあてる。
「厚い玉と薄い玉」
明確な規定はありませんが、真っ直ぐ(1番、真っ直ぐ目、芯目)〜
厚み玉1/2(2番)くらいまでを「厚い玉」と言います。
厚み玉1/2より、玉の重なり具合が薄い玉の配置を「薄い玉、薄玉、切る、カット」と言います。
「クッション際、土手玉」
下図のように手玉がクッション際にある配置を、「クッション際」とか
「土手玉」と言います。
手玉の両端がクッションに隠れてしまうので、手玉の厚みをイメージしにくいため、
シュート確率は落ちます。距離が遠くなると、超難球。
「打ちづら、ひも付き、二階建て」
下図のように手玉の後ろに他の球があり、
充分なレストが組めない、フィンガーチップブリッジと呼ばれる、
キュー尻が上がった、打ちづらい形になる。
※キュー尻が上がると、カーブがでやすいので、
ヒネリが使いづらい。
(特に、この形での「スローでひねる」は厳禁)
※普通にレストが組める場所は「平場・ひらば」とか「平撞き・ひらづき」と言う。
1番 手玉に15番が接近しているため、非常に打ちづらい。
当然、上の撞点しか撞けない。
2番 少し間隔があるので、下の撞点も撞けるが、
キュー尻が上がった状態なので、ひねると危険。
3番 複数の玉があり(ラックの割り残しなど)
メカニカルブリッジを使っても、上手く撞けないので、
空中レストで撞くしかない。
「クッションタッチ」
的玉がクッションに接した状態のことを「クッションタッチ、タッチボール」と言います。
1番 的玉だけクッションタッチ。 正確な当て前(当たる場所、接点)
が求められるため、難球の部類です。
2番 手玉、的玉の両方ともがクッションタッチした、通称「タッチタッチ」。
普通にショットすると、手玉がラシャの弾力で浮いてしまうため、
的玉をポケットすることは難しい。
3番 さらに距離が遠くなり、サイドポケットを間に挟むため、超難球。
※これらの他にも、地方や各店舗によっても、
色々な形、言い回しがあります。
分からないことは、お店の人や、上級者に教えてもらいましょう^^
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