《狙い方のルーティン》 ビリヤードで金メダルHP
厚みと角度と狙い方(5)
《狙い方のルーティン》
問題です。下図を見てください。
1番をポケットする角度は何度でしょう。
1 25度
2 30度
3 35度
4 わからない
正解 4 わからない
すべての角度は、真っ直ぐと、30度と90度で類推する、
と説明しましたが、実はこの30度もはっきりしません。
見た目で玉1/2より厚いか薄いかなんて、判断できないからです。
これで、30度の狙いも当てにならないことになりました。
ではなぜ上級者は、角度のある球をほとんどミスなくシュートできるのでしょう?
初心者の内、的玉が狙ったコースに行かないのは、
いろいろな原因が考えられます。
角度のイメージが悪い。
キューがまっすぐ出てない。
目線と球の撞く方向が一致していない。
撞点が定まっていない。
頭の位置。
レストが動いている。
グリップの位置。
グリップの握りこみ方がまちまち。
etc.
このようにミスショットの原因は多様で、
角度のイメージはその一つにすぎません。
初心者の方はまず前記のように、ショットを固めることが先決です。
キューを真っ直ぐ引いて、真っ直ぐ出して、撞点を正確に撞く。
角度のイメージは、球の重なり具合で合わす。
キューアクションでごまかさないように強い力加減を心がける。
そこそこの期間練習して、ストロークが固まったと思ったら、
次のことを試してください。
狙い方を少し変えます。
まず厚みの重なり具合で見ていた狙いを、少し手前に狙います。
正面に当てる場合は一個分手前、球1/2は
球半分ほど手前、球の端は的玉と横並びです。
厚みの微調整をするときも、単に横にずらすだけではなく、
前後にも狙い点を動かすイメージで、厚みを調整します。
するとそれまでの厚みのイメージが、立体的に感じ、
的玉の接点がイメージできるようになります。
(できない人はそれまでの練習、経験が足りません)
これがイメージボールです。
上級者になってもイメージボール自体は見えませんが、
的玉の接点は見えるようになります。
球を狙うときのルーティンです。
手球の後ろから的玉をみて、
およその狙い点に対して、頭の中でラインを引く。

的玉の後ろに回ってポケット方向を見てラインを引き
、接点を確認する。
※的玉の、ポケット方向の真後ろが、手球との接点です
2つのラインの角度から、
手球と的玉の重なり具合を想像しておく。
手球の位置に戻り、イメージを統合し、ショットする。
最後に、上級者のルーティンです。
的玉の後ろに回って、接点を確認する。
接点から目を離さずに手球の位置に戻り、ショットする。
熟練すると、これだけでシュートできるようになります。
(厚みと角度の感覚が身に染みているからこそ、可能なスキルです)
初めのうちは上記の手順でイメージしたほうが確実だと思います。
がんばりましょう。
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